ベンチプレスや体幹トレーニングをやってもなかなか結果に現れない。
そんな選手は多くいるのではないでしょうか?
何故パフォーマンスが上がらないのか?
それには2つの大きな理由があります。
①そのトレーニングはサッカーの動作に直結しない
②筋トレを活かすには身体の土台が必要
つまり、サッカーの動作というのはそんな単純な動きではないということです。
その瞬間にパワー・スピード・柔軟性・バランスなど一気に発揮しないといけません。
想像してみてください。
ドリブル・シュート・コンタクトプレーの時に止まることはありませんよね。
要するに全て動きながらパフォーマンスを発揮しないといけません。
ではどのようにすれば筋トレが活かされるのか。
先ほどの2つの理由から解説していきます。
1つ目
「ベンチプレスや体幹トレーニングはサッカーの動作に直結しない」
ベンチプレスや体幹トレーニングは決まった動きの連続だったりします。
サッカーの動作には決まった動きはあまりなく、相手ありきで動作は変わります。
また、大前提としてシュートやドリブルといった様々な動作には「動作の構造」というものがあります。
つまり、「筋トレの動作」と「サッカーの動作」の構造が一致しないといけません。
ここでいう構造の一致というのは
同じような動きをすれば良いという単純なものではなく
パフォーマンスに必要な身体の部位と筋肉を質高く鍛えていくということになります。
1つトレーニングを紹介します。
このトレーニングは自重を使った身体操作トレーニングで
肩甲骨、背骨、股関節を複合的にトレーニングしています。
また可動域、パワー、柔軟性、バランスなど同時に発揮するトレーニングです。
サッカー動作に例えるとキック動作、ドリブル、方向転換、フェイント様々な場面で使えます。
サッカーの動きというのはいつも不規則で、
その瞬間にパワー・スピード・柔軟性・バランスなど一気に発揮しないといけません。
2つ目
「筋トレを活かすには身体の土台が必要」
身体の土台=柔軟性のことを指します。
身体が硬くなるとそもそもパワー、スピード、バランスは発揮しづらくなります。
サッカーのキック動作で足を後に振り上げる範囲が狭ければ狭いほどパワーやスピードが出ないのは容易に想像できると思います。
柔軟性や可動域が乏しい選手が筋トレをするとどうなるでしょうか?
より可動域を狭くし、発揮するパワーもスピードも落ちてしまいます。
最悪パフォーマンスが落ちる結果になります。
要するに柔軟性(ストレッチ)で使える範囲を広げてあげることが重要です。
使える範囲を広くすることでパワー、スピード、バランスなどは発揮しやすくなります。
ただ、その範囲を使いこなせるかはまた別問題ですが。
※この話は別の機会にしたいと思います。
よく高校生から話を聞きますが
ベンチプレスや体幹トレーニングをやって筋力や体重が増えてパワーはついたんですけど、
前みたいなキレやスピードが落ちました。
というような相談を受けます。
筋トレが悪いということではありませんが
トレーニングのやり方や使い方を工夫しないと、そのトレーニングが無駄になってしまうということです。
選手の寿命は限られています。
いかにマイナスの学習を減らし、努力を良い方向に導いてあげるのもトレーナーの役目だと思います。
最後にこれまでの内容をまとめます。
筋トレを活かすためには
①筋トレをサッカーの動作に直結させる
②身体の土台を同時に作っていくこと(柔軟性)
が大切になります。
サッカーの動作はベンチプレスや体幹トレーニングといった決められた動作ではありません。
また筋トレをやるにしても身体に柔軟性という土台を持たせることで
筋トレの効果が飛躍的に伸びます。
筋トレで悩まれている選手は専門知識のあるトレーナーに相談してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
追伸1
筋トレの仕方や身体の土台を作ることでパフォーマンスは飛躍的に上がりますが、より効率的にパフォーマンスを上げるには身体操作トレーニングが必要になります。
トレーニングの仕方や土台作りだけではまだ少し足りなということです。
基礎を作った後は応用が必要ということです。よりサッカーの動作に繋げるための作業になります。それらのトレーニングはF.C.MAxSのトレーナーから教わることをお勧めします。
追伸2
オンラインでも身体の土台づくりに必要なストレッチ講座を受講できます。
パフォーマンスアップや伸び悩んでいる選手は土台作りから始めましょう。
【パフォーマンスアップしたい選手はこちらから申し込みください↓】
追伸3
北海道の選手のために北海道のサッカーをトレーナーの立場から強くします。
北海道から素晴らしい選手が日本や世界で活躍できるように。
トレーナーの立場から選手に有益な情報を発信していきます。
みなさんどうぞお付き合いください。
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