今回は自分のプレースピードを上げたときにミスすることなくプレーするためのコツをお伝えします。
スピードを僕の視点から5つに分解し、選手のみんながどこでつまずくかこの記事を読んで確認してみてください。
そのつまづいた部分を徹底的に練習することでスピードを操ることができてくると思います。
では5つ紹介していきます。
1.スピードを上げる場面であるかどうか
サッカーにおいては目まぐるしく状況が変わっていきます。
スピードを上げる場面は相手の距離、スペースの広さによって決められると思います。
また、1つ先以外に2つ先まで判断、予測、想定ができていないとスピードを上げる場面は判断できないということになります。
一つ目でトップスピードに入ったけど2つ目でつまずく(バランスを崩す)ということがあると思います。
つまずく瞬間に減速でき、身体(カラダ)をコントロールできると良いです。
2.ミスしないスピードを知る
細かくタッチするときはスピードを抑え、大きくタッチするときはトップスピードに近くなります。
ネイマールはスピードに対してのボールタッチがわかりやすくみれます。
細かくタッチするときは減速し、大きくタッチするときは加速します。
メッシに関しては細かくタッチしてもスピードは落ちず、トップスピードに近い速さでボールタッチをします。
そしてミスをしません。
彼はそれだけスピードを操ることができています。
どのスピードであれば今の自分の身体やボールコントロールができるのか練習中に確認すると良いと思います。
3.スピードには3種類ある
①低速(小股1〜4割)②中速(低速と高速の中間5〜7割)③高速(大股8〜10割)の3種類あると僕は思っています。
①低速はボールを足元で扱ったり、ボールをさばいたり、相手が来ていないときスペースにドリブルして運ぶ場面に使う
→プレッシャーがきてもミスする確率が少ない状況
②中速は相手と1対1で抜き去りボールを運び、相手がきても次の動作に移れるよう準備の場面で使う
→ある程度の状況やプレッシャーでもボールタッチや身体の向きを変えられる状況
③高速は相手を一瞬で抜き去るときや前にスペースがある場面で使う
→一定方向に向かうときや切り返しなどが少ない状況
4.ミスしないスピードを知る(どのスピードを使いこなすか)
自分の中でどの段階のスピードを使っているのかわかることが大切です。
そして段階別でカラダのコントロールとボールのコントロールがうまくできるスピードを把握しトレーニングしていくことも大切になります。
使いこなせないスピードは自分のカラダに負担をかけケガやミスに繋がりやすくなります。
使いこなせないスピードでは一つ前の段階でうまくいっていないことが多々あります。
一つ前のスピードに戻りうまくいっていない部分を探しトレーニングすることをおすすめします。
まずはどの段階のスピードを使いこなしているのか、またミスしないスピードはどこなのか探してみてください。
5.操るのはボールとカラダの2つ
「カラダを操るのは身体操作トレーニング、ボールを扱うのはボールの技術」
身体操作×ボールコントロールが掛け合わさることで自分が意図した動きが自然とできるようになってきます。
ドリブルで相手をかわしたあと(シュートまで)やディフェンスをしている(逆をつれたときや軸足に体重が乗ってしまう)ときに体勢を崩すことありますよね?
ボールを扱う動きも含めほとんどが身体操作です。
自分のカラダを自由自在にイメージ通りに動かせる能力とボールをタッチするのは足先だけでなく全身がつながってボール一点に動きが集約されます。
ボールを扱う技術も頭からカラダのコントロールによって行われます。
サッカーはボールを扱うだけではパフォーマンスが頭打ちになります。
ボールを扱う技術が上手い選手はカラダの方にも目を向けてみてください。
最後に
スピードを操るには操れるだけのカラダや技術を持ち合わせていることが大切です。
自分が使いこなせるスピードを把握し、使いこなせないスピードはひたすら練習する必要があります。
使いこなせない場合は一つ前のスピードに戻り、うまくいっているか確認してください。
また、身体操作も同時に大事になり、カラダのトレーニングをするときは速さを変えたり、ダイナミックもしくはコンパクトに動かせる必要があります。
速く動かすときはコンパクトに速く動かし、ゆっくり動かすときはダイナミックに遅くトレーニングしていきます。
スペースがある状況(サッカーの場面想定)
→遅く大きく正確に動かす
スペースが限られている狭い状況(サッカーの場面想定)
→速く小さく正確に動かす
というふうになります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
追伸1
今回の記事で身体操作が気になり興味持った選手は僕のInstagramを覗いてみてください。
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追伸2
ブログはトレーナーの観点から自らの考えを発信しています。
賛否両論あると思いますが、みなさんにとってヒントや気づきの一助になれば幸いです。
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